※今回のオンラインセミナーには、少なくとも154名の方が参加して終了いたしました。参加された皆さまには、改めてありがとうございます。そして当日はいろいろと至らぬところも多く、申し訳ございませんでした(次回はZOOMウェビナーで開催するなど、開催方法からいろいろと検討いたします…)。
ニコンでは、超解像顕微鏡法の中でも汎用性と扱いの簡便さに優れた「構造化照明顕微鏡法」を採用し、従来の光学顕微鏡の2倍の高解像度観察を可能とする顕微鏡を開発しました。細胞内の微細構造や分子の動態を高速かつ高精細な観察を可能とし、医学・生命科学の様々な場面で活用されることが期待され、昨年には当センターにも、Station-5:超解像顕微鏡(N-SIM)として導入されました。
近年、国内のさまざまな研究機関で超解像顕微鏡の設置が進んでいますが、実機による超解像画像の取得を体験する機会は多くなく、超解像顕微鏡の有用性を実感する機会は限られています。そこでこのたび、ニコンソリューションズ社の主催により、ZOOMによるオンライン配信という利点を活かし、超解像顕微鏡の実機による撮像デモンストレーションをライブ配信することで、手軽に超解像観察を体験いただけるセミナー:「先端顕微鏡技術セミナー SIM方式による超解像顕微鏡技術の応用と実践」を企画しました。簡単に超解像観察ができる様子や、更に良い撮影ができるようになる実践的なポイントの解説をご覧になってもらいます。
併せて、関連する最先端研究の講演と併せて視聴いただくことで、超解像顕微鏡をより身近に感じていただきたいと思います。超解像顕微鏡の使用を検討されている方、興味はあっても触れる機会が少ない方には絶好の機会ですので、ぜひ参加をご検討ください。
先端顕微鏡技術セミナー ーSIM方式による超解像顕微鏡技術の応用と実践ー
- 日程:2020年11月25日(水曜)
- 形式:Zoomによるオンライン配信
- 主催:株式会社ニコンソリューションズ
- 共催:北海道大学ニコンイメージングセンター
- 共催:新学術領域研究・学術研究支援基盤形成:先端バイオイメージング支援プラットフォーム(ABiS)
14:00 – 14:05 開会挨拶
14:05 – 14:40 三上 秀治 (北海道大学 電子科学研究所 教授/北海道大学ニコンイメージングセンター センター長)
「蛍光顕微鏡の技術革新が未来の生命科学を切り拓く」
基調講演
14:45 – 15:30 岡部 繁男 (東京大学 大学院医学系研究科 教授)
「先端光学顕微鏡技術を活用した神経回路研究」
講演3
15:50 – 16:20 超解像顕微鏡の実機紹介
観察デモンストレーション
16:20 – 17:20 柏木 有太郎 (東京大学 大学院医学系研究科 助教)
「オンライン中継による超解像顕微鏡の観察デモンストレーション