もくじ
OPTのあらまし
当センターでは2025年3月5日(水曜)~3月6日(木曜)に、光学顕微鏡のトレーニングコースとなる、「OPT北海道2025札幌」を開催いたします。
イメージング技術の発達が著しい昨今ですが、実際に研究に適用する場合、顕微鏡に関する理解が不十分ならば、全く異なる結果となることも起こり得ます。本コースでは、顕微鏡の理論や装置に卓越した研究者による座学講義をオンデマンド形式で受講後に、実際に光学系構築を行って顕微鏡を作成することにより、顕微鏡の概略や操作の説明にとどまらず、顕微観察の原理から幅広い学習となることを目指しています。
ただし参加と受講にあたり、数点の条件や注意点がございますので、以下をご確認のうえ、公式サイトよりお申し込みください。
OPT北海道2025札幌の概略

- 公式サイト OPT北海道2025冬
- 日程: 2025年3月5日(水曜) 13時 ~ 3月6日(木曜) 17時
- 場所: 北海道大学 電子科学研究所.(別ウインドウでGoogleマップが開きます)
- 形式: オンデマンド講義の事前受講と、現地での実習
- 主催: 北海道大学ニコンイメージングセンター
主催: 新学術領域研究・学術研究支援基盤形成:先端バイオイメージング支援プラットフォーム(ABiS) - 共催: ソーラボジャパン株式会社
共催: 基礎生物学研究所・超階層生物学センター
共催: 生理学研究所
共催: 生命創成探究センター(ExCELLS)
共催: 学術変革領域研究「散乱・揺らぎ場の包括的理解と透視の科学(散乱透視学)」
共催: 学術変革領域研究「ジオラマ行動力学」 - 協力: 沖縄科学技術大学院大学 (OIST)
講義、実習内容の詳細
- 光の波としての性質を理解する。
- 光学顕微鏡の構成部品の機能を特に以下の項目について理解し、正しく使うことができるようになる。
・顕微鏡の分解能
・クリティカル照明とケーラー照明
・デジタル画像の特性
・顕微鏡で使う検出器(各種カメラ、光電子増倍管)の特性 - 蛍光・蛍光イメージングの基礎を理解する。
・蛍光
・蛍光色素、蛍光タンパク質
・蛍光顕微鏡の光学系 - 以下の発展的顕微鏡について、それぞれの特性や原理、用途を理解する。
・共焦点レーザー顕微鏡
・2光子顕微鏡
・超解像顕微鏡
・ライトシート顕微鏡 - サンプル調製の重要性を理解する。
OPTの受講対象者と申し込みに関して
- 受講対象者 教員・ポスドク等の研究者、技術職員、学生。
いずれの役職等も、北海道大学内に限定されず、全国の方が参加可能です。 - 募集人数 6名程度
- ※応募数が多い場合には、応募フォーム記載内容をもとに、受講ニーズや学習意欲の高さ、技術・知識の波及効果などを考慮して選考いたします。
※旅費支給はありませんので、あらかじめご了承ください。 - 応募方法 公式サイトから必要情報を記入して申し込みください。
- ただし、上記の対象に合致する方でありますうえ、全日程の現地参加が必須(部分参加は不可)となり、実習前日までにオンデマンド講義をすべて受講してください。合計で約10時間ありますので、直前にがーっと流して視聴…ではなく、時間をかけてじっくり視聴することをおすすめします。
開催までのスケジュール
- 募集締切り: 1月31日(厳守!)
- 審査期間: 2月1日~2月8日。 応募者多数の場合は、選考会議を行う。
- 受講者への連絡: 2月中旬。 メールにて受講者に通知。
- オンデマンド講義の視聴期間: 2月10日~3月4日(前日まで)。
座学講義は、OPT2024の講義内容(録画)となります。採択後に受講者にはメールで視聴サイトをお知らせします。
なお、座学講義を視聴できるのは参加者のみとなりますため、「それならどこでも、誰でも視られそう!ぜひこの講義のみ視たい!」という要望には、応えられません。
OPTの参考テキストに関して
過去の本トレーニングコースシリーズの講義やテキストの内容を基として、「実験医学別冊 正しい結果を得るためのイメージング&画像解析実践テキスト」(羊土社)が刊行されました。
今回の受講にかかわらず、顕微鏡を使う方には大いに参考となりますので、興味のある方は手に取ってみてくださればと思います(もちろん、当センターにもあります)。