第8回 形態解析ワークショップの案内に関して

11月15日(土曜)に、「第8回 形態解析ワークショップ」が、秋葉原で開催されます。
顕微鏡技術を活用して精力的にご研究を行っていらっしゃる先生方のお話を聞くことができる貴重な機会となっております。
東京での開催となり、事前申し込みは必要ではありますがが、どなたでもご参加が可能ですので、ご興味のございます方は、ぜひご参加ください。

参加申し込みは、以下URLからお願いいたします(ニコンソリューションズのWebサイトになります)
[第8回 形態解析ワークショップ~多様な顕微鏡を用いて~]

第8回 形態解析ワークショップ ~多様な顕微鏡を用いて~

※右の画像をクリックしますと、案内パンフレット(PDFファイル)が展開します。

 

 顕微鏡を用いた生命科学・ 医学分野での研究は急速に進展しつつあり、一流誌に掲載される多くの学術論文において顕微鏡画像を用いた解析が利用されています。顕微鏡を用いた形態解析はそれに特化した機器が必要であり 、 また十分に性能を引き出すには基盤となる知識と経験が必要です。
 更に近年では新しい物理 ・ 化学的な手法を利用した全く新しい顕微鏡技術が次々と開発されており、そのような最先端のイメージング技術を国際競争力を持って開発し、自分の研究に取り入れて行くには個々の研究者の努力に加えて多くの研究者による連携や公的機関による支援、大学や研究機関による施設や設備の提供が必要です 。

 国内の若手研究者が国内で独立し、あるいは海外の大学 ・ 研究機関から国内に異動した際には、自分自身の研究室を立ち上げると同時に、先端イメージング技術を活用した研究を継続的に行うための枠組みがどうしても必要になりますが、現在の日本の国内ではこのような必要性に対して効果のある対策はなされていないのが現状です。このような状況を打破して、若手研究者が最先端の技術を活用した研究を発展させるには、世代を超えた研究者の交流を促進し、その中から生まれてくる新しい発想や研究連携の在り方を具体化していくべきだと考えます。

 このような趣旨から、光学顕微鏡、電子顕微鏡の枠にとらわれずに、これらの顕微鏡技術を活用して、ユニークな生命科学 ・ 医学研究を推進しておられる若手研究者のお話を聞き、活発な議論を行う場を設けることといたしました。
 多くの研究者のご参加を期待しております。

東京大学 大学院医学系研究科 神経細胞生物学分野 岡部繁男
順天堂大学 大学院医学研究科 神経疾患病態構造学講座 特任教授 内山安男

開会の
10:00 – 10:10 東京大学 岡部 繫男 先生

セッション1
10:10 – 10:50 慶応義塾大学 殿町先端研究教育連携スクエア 特任講師 嶋田 弘子 先生
 「脳オルガノイドが切り拓くヒト脳の発生・疾患研究」
10:55 – 11:35 北里大学 理学部 生物科学科 細胞生物学講座 教授 松田 知己 先生
 「細胞生理機能の可視化と操作を支える蛍光タンパク質技術の開発」
11:40 – 12:20 東北大学 多元物質科学研究所 光物質科学研究分野 教授 小澤 祐市 先生
 「光の波面操作に基づく光イメージングの高度化と3次元高速可視化」

昼食休憩
12:25 – 13:15 (昼食途中、企業紹介あり)

セッション2
13:15 – 13:55 名古屋大学 大学院理学研究科 生命理学専攻 生殖生物学グループ 助教 菊池 真理子 先生
 「モジュール制御で解き明かす生殖様式の多様化機構」
14:00 – 14:40 大阪大学 大学院生命機能研究科 幹細胞恒常性システム研究室 准教授 森田 梨津子 先生
 「毛包発生と幹細胞誘導を支える時空間的な細胞間相互作用の理解」
14:45 – 15:25 九州大学 生体防御医学研究所 教授 落合 博 先生
 「単一遺伝子ライブイメージングが明かす転写バースト過程のヒストン修飾動態」

休憩
15:30 – 15:45

15:50 – 16:25 企業発表

セッション
16:30 – 16:50 ブルカージャパン株式会社
 「LUMOSII ILIM(ルーモスツーアイリム)紹介」
16:55 – 17:35 HILO株式会社取締役CTO / 北海道大学 医学研究院 細胞生理学教室 教授 大場 雄介 先生
 「光で細胞を診る― FRETによるライブセル診断の臨床応用へ」

開会の
17:40 – 17:50 順天堂大学 内田 安男 先生

懇親会
18:00 – 19:40 同会場 TKPガーデンシティPREMIUM秋葉原にて開催 (会費制: 2,000円)

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