Nikon-A1の機能の紹介の追加に関して

当センターの共焦点顕微鏡では、さまざまな画像取得に対応できるため、[画像取得方法や画像例の紹介ページ]を作成して機能の紹介を行っています。
基板など、不透明なサンプルの場合は、透過像の取得が困難でしたが、検出系の調節などを検討することで、サンプルの反射光を検出することができますため、[不透明なサンプルの反射像の観察]についても、記載と画像例を追加しました。ひとまず今回は、「一切透過しない不透明のサンプルで、模様や凹凸などが反射像で示すことができるうえ、レーザーを当てても劣化しないサンプル」として、一種の金属板である、硬貨で試してみました。

ドライタイプの対物レンズを使いますと、ガラス基板に載せたサンプルに、直接触れることなく観察可能です。そのため、前処理は一切不要でガラス基板に載せるだけで観察ができるうえ、非侵襲のため接触に伴う損傷、あるいはオイルや水への溶解ダメージを極力抑えて表面構造を簡単に把握する手法の1つとなりますので、興味のある方はぜひお試しくださればと思います。

2025/06/04 追加
観察位置を変えながら反射像を取得し、一連の画像から作成した断面図や3次元構造の動画も追加しました。

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