設立の概要

  北海道大学 電子科学研究所 ニコンイメージングセンター(NIC@北大)は、北海道大学のみならず日本全国の研究者に最新の生物顕微鏡を利用できる環境を提供することを目的とした施設です。

  前身となるニコンバイオイメージングセンターは、2011年の9月末日をもって、株式会社ニコンインステックの協力による寄附講座としての運営を終了いたしましたが、多くの顕微鏡ユーザーの継続要望に応える形で、2012年4月1日にNIC@北大は研究所の直接運営による再スタートを切りました(その際のセンター長の根本からの挨拶は、こちらに記載しております)。

  2015年7月1日現在でNIC@北大は、 Andor Technology(アンドール)中央精機 (中央精機ライフサイエンス部)、 五稜化薬浜松ホトニクスニコンインステック日本分光(JASCO)サーモフィッシャーサイエンティフィック(旧社名:ライフテクノロジーズジャパン;インビトロジェン; Molecular Probes)、 日本ローパーオプトライン(Semrock製のフィルターの提供)、 プロメガシステムブレインソリューションシステムズ (Scientific Volume Imaging 社のソフトウエア"Huygens"の提供)、 東海ヒット横河電機 という、14社の企業から多大なるご協賛を受けて活動を行っております(企業名は、英語表記としたときのアルファベット順としております)。

  NIC@北大は、寄附講座ニコンバイオイメージングセンターとしての設置以来、継続して以下のような研究者へのサポートを行っております。そのため、「けいこうって何?理科の授業以来、顕微鏡は触ったこともなくて…」というような初心者でも優れた顕微鏡画像を取得し、見ていても美しく効果的な長時間タイムラプスムービーを作成することもできるようになります。

  • 最先端の顕微鏡とイメージング関連機器を設置し、基礎研究の環境を提供する。
  • イメージング操作について専属スタッフが指導を行う。
  • 顕微鏡に馴染みのない研究者からハイエンドユーザーまで、さまざまなレベルに合わせて顕微観察法のトレーニングコースを行う。
  • 顕微鏡ユーザーのアイデアを反映した新型顕微技術の開発を行う。

  周囲に顕微鏡が全くない、設備はあっても使い方がわからない、観察に適した対物レンズや光学フィルターがない、設備が老朽化して思うような観察ができない―など、生物顕微鏡の利用を検討している方は、大学の研究者も一般企業の研究者でも、どなたでも利用できます。
  また遠方で研究を行っているなど(水産学部の方、他大学・一般企業の方など)、頻繁に札幌へ通って観察を行うのが難しいような場合でも、スタッフが代わって観察を行う委託観察も可能となりました。
  まずはぜひ設備の見学だけでも、お気軽に当センターへお越しください(詳細は、[連絡先]からお問い合わせください)。また利用にあたって多く寄せられるお問い合わせ事項とその回答は、[FAQ]をご覧ください。

  2015年現在、ニコンイメージングセンターは世界に9拠点が存在しております。設置研究機関としては、ハーバードメディカルスクール(NIC@HMS)、 ハイデルベルグ大学(NIC@HD)、 北海道大学(NIC@北大)、 カリフォルニア大学サンフランシスコ校(NIC@UCSF)、 シンガポールバイオポリス(NIC@SBIC) 、 国立研究センター・キュリー研究所(NIMCE@IC-CNRS)、 ノースウエスタン大学(NIC@NU)、 キングスカレッジロンドン(NIC@King's)、イタリア工科大学(NIC@IIT)となっており、当センターは東アジアで唯一の拠点です。各センターによってさまざまな運営形態ではございますが、互いに密な連携を取ることで、研究者への研究サポートの更なる充実を図っております。

  また2016年4月より、文部科学省・科学研究費助成事業の「先端バイオイメージング支援プラットフォーム:ABiS」にも参画し、先端イメージング機器を運用する国内機関と更なる連携を取り、生命科学を幅広く包括した先端イメージングの支援を行うこととなりました。
  こちらは科学研究費(科研費)をもつ研究者の研究に対してのサポートとなりますが、科研費をお持ちの研究者が上記ABiSへの支援課題に採択されますと、当センターの利用においてメリットがございますので、ぜひこちらもご検討ください。