Nikon Imaging Center at Hokkaido university

最近のNIC

2018年05月15日


5月第4週に、「先端イメージング計測 集中セミナー(計3回)」を開催することとなりました。
先日のセミナーと同様に、どなたでも、そして興味のある1講のみでも、聴講が可能ですので、ぜひ奮ってご参加ください。


先端イメージング計測 集中セミナー

※リンク先は各講演者の所属研究室のWebサイトになりますので、研究概要の把握などの参考としてください。

第1回 5月21日(月) 15:00-16:00
講演者: 多喜 正泰 特任准教授 (名古屋大学 トランスフォーマティブ生命分子研究所)
タイトル: 「超耐光性蛍光色素による超解像イメージング」

第2回 5月22日(火) 15:00-16:00
講演者: 樋口 真人 チームリーダー (国立研究開発法人 量子科学技術研究開発機構 放射線医学総合研究所)
タイトル: 「ミクロとマクロ、モデル動物とヒトをつなぐマルチモー ダル生体イメージング」

第3回 5月23日(水) 14:45-15:45
講演者: 水田 恒太郎 助教 (京都大学 医学研究科 システム神経薬理学)
タイトル: 「仮想現実空間を探索するマウスの海馬CA1セルアセンブリ動態の可視化」

 

2018年04月09日


4月中旬~5月上旬に、「神経科学セミナーシリーズ(計4回)」を開催することとなりました。
どなたでも、そして興味のある1講のみでも、聴講が可能ですので、ぜひ奮ってご参加ください。

※講演の様子として、終了後に写真を[イベント]に載せてゆきます。


神経科学セミナーシリーズ

※リンク先は各講演者の所属研究室のWebサイトになりますので、研究概要の把握などの参考としてください。

第1回 4月19日(木) 10:00-11:00
講演者: 野村 真 博士 (京都府立医科大学 大学院神経発生生物学)
タイトル: 「哺乳類型大脳皮質構造の進化に寄与した発生プログラムの解明」
要旨: 大脳皮質は現存するすべての哺乳類において普遍的に存在する脳領域である。哺乳類大脳皮質は胎生期の細胞分裂によってその表面積を拡大し、かつ多種類の神経細胞から構成される6層構造を形成する。このような特徴的な脳構造が進化の過程でどのようにして獲得されたのかは未だ大きな謎に包まれている。哺乳類は爬虫類や鳥類の系統を含む羊膜類と呼ばれる動物群の一系統であり、すべての羊膜類は共通祖先から分岐したと予測されている。
そこで我々は現存する様々な羊膜類の大脳皮質相同領域の発生過程を比較し、羊膜類に共通した発生プログラム、および哺乳類に特異的な発生プログラムの同定を行っている。今回は特に、1)大脳皮質の神経幹・前駆細胞の増殖と分化に関わる転写因子Pax6の機能の保存性と多様性、 2)大脳皮質層構造の形成に必要な転写因子Ctip2とSatb2の発現制御機構の種特異性についての研究成果を報告する。
こうした研究から、羊膜類の共通祖先で獲得されていたと推測される脳の発生機構、さらに哺乳類の大脳皮質構造の獲得に寄与したと考えられる細胞増殖と神経分化機構について議論したい。


第2回 4月23日(月) 14:00-15:00
講演者: Sungmoo Lee 博士 (Center for Functional Connectomics, Brain Science Institute, Korea Institute of Science and Technology, Seoul, Republic of Korea)
タイトル: "Development of a genetically encoded voltage indicator through modification of cytoplasmic linker region and its application in resolving neuronal activities"
Abstruct: Voltage imaging can complement fundamental limitations of conventional electrophysiology. Cellular membrane potential change can be imaged simultaneously from multiple regions of interest. By using a genetically encoded voltage indicator, one can image voltage fluctuation from only a targeted cell type. We recently developed Bongwoori-R3 and Bongwoori-Pos6 by modifying cytoplasmic linker region of their predecessor, Bongwoori.
In this talk, we will talk about how the new voltage indicators were developed, what their voltage-sensing properties are and what neuronal activities they can resolve.


第3回 4月26日(木) 10:00-11:00
講演者: 竹内 春樹 博士 (東京大学 大学院薬学系研究科 薬品作用学教室)
タイトル: 「臨界期における神経活動依存的な回路形成原理について」
要旨: 高等動物の神経回路は、遺伝的プログラムに加えて、臨界期に生じる神経活動に依存した回路の精緻化を経て完成される。この活動に依存した回路の可塑的な変化は、ヘブ則"Neurons that fire together wire together."で表されるように、神経細胞間の同期的な発火活動によると多くの教科書に記載されている。
我々は、神経活動に依存した回路形成の基本原理を理解するべく、嗅覚系をモデルに研究を行っている。マウス嗅覚系は、細胞の「神経個性」が発現する嗅覚受容体の種類で標識できるという点で、回路形成の研究において極めて優れたモデル系となっている。高速カルシウムイメージング及びオプトジェネティクスによる嗅神経の活動の観察、操作を通じて、我々は既存のヘブ則には当てはまらない全く新しい神経活動依存的な回路形成のメカニズムを明らかにした。
本セミナーでは、嗅覚受容体遺伝子の発見から25年、飛躍的に理解が進んだ嗅覚神経回路の形成機構の概要を説明すると共に、そこから見えてきた回路構築の一般原理について議論したい。


第4回 5月10日(木) 10:00-11:00
講演者: 村山 正宜 博士 (理化学研究所 脳神経科学研究センター 触知覚生理学研究チーム)
タイトル: 「触知覚とその記憶の定着に関わる皮質間回路活動」
要旨:脳内における皮膚感覚の知覚(触知覚)メカニズムには未だ不明な点が数多く残っています。例えば、脳内のどの回路が知覚に関連するのか、回路間での情報の流れおよびどの神経活動が知覚の内容を表すのか等はまだ解明されていません。
近年、我々は光遺伝学的手法を用いた回路操作により、触知覚に必須な脳回路の同定に成功しています。この回路を選択的に抑制すると、マウスは 正確な触知覚が得られません。例えば、ツルツルした床とザラザラした床とを区別できなくなります。また我々は、この回路が睡眠中にも活性化することを発見しています。ノンレム睡眠(深い眠り)中にこの回路を抑制すると、触知覚の記憶が阻害されます。本講演ではこれらの知見の概要を紹介するとともに、触知覚のセントラルドグマの解明に向けた取り組みを紹介します。
Manita et al., Dendritic spikes in sensory perception. Frontiers in Cellular Neuroscience, 11(29) (2017)
Miyamoto et al., Top-down cortical input during NREM sleep consolidates perceptual memory. Science, 352(6291):1315-8 (2016).
Manita et al., A Top-Down Cortical Circuit for Accurate Sensory Perception. Neuron, 86(5):1304-16 (2015).

 

2018年03月22日

イメージングセンターには、顕微鏡での画像取得用、解析用、予備用、一般業務用など、さまざまなパソコンがあります。これまではシステマティック、それでいて無機的に、Station-1; DataRoom01...などと名付けておりましたが、例えばStation-Xで使っていたものを解析用にする際に変更したり、解析用パソコン:DataRoomYに不具合が多くなってきたため、予備用に(格下げ)に伴ってDataRoomYを新パソコンに入れ替えて…ということが続きますと、どのパソコンがいつ導入したもので、どう使ってきたか…など、状況の把握が行いにくく、混乱が増えてきたのが実情です(私に)。リニューアルオープンから6年はこの形式でやっておりましたものの、パソコンの台数が更に増えることも考えられますので、この折にパソコンの名前を変更することにしました。顕微鏡室はどうしても無機的でモノクローム、華がないと思われがちのため、"花の名前"にちなんだものとしてみました(*蛍光タンパク質や蛍光色素の名前にすることも考えましたが、どう考えても混乱が目に見えているので止めました)。
以下のようになりますが、顕微鏡のパソコンから解析パソコンにデーターを移す際には、「どのパソコンだったっけ?」とならないようにはしております。

  • Station-1: trillium(それ、なに?聞いたことない花だぞ!?と思われそうですが、エンレイソウです)
  • Station-2: lilacライラック
  • Station-3: violetすみれ。英訳としては"viola"のほうが知られているものの、顕微鏡に近い名前のほうを採りました)
  • Station-4: irisアイリス

  • 解析用1: clematisクレマチス
  • 解析用2: snapdragon(最近はCPUの名前で知られるようになりましたが、もともとはキンギョソウです)
  • 予備用のパソコン: snowdropマツユキソウ
  • スタッフ業務用パソコン: bluestarブルースター

名前の予備として、既にヒヤシンスアマリリスモクレンヒガンバナも考えており、パソコンが増えるのはいくらでも対応できますものの、ご想像のように最大のネックは、果たして私が覚えて識別できるか?になります。

2018年03月01日

※今回の学術講演会は、21名の方が参加して終了いたしました。さっそく写真を、[イベント]に載せましたので、会の模様などはこちらもご覧ください。

台湾国立陽明大学のTsai-Wen Chen先生 (National Yang-Ming University, Taiwan) が、当研究所を訪問します。
Chen先生は、現在の神経科学領域にて世界的なシェアを誇るカルシウムインジケータの蛍光タンパク質: G-CaMP6の開発者として著名な若手研究者です。 2013 年に第1著者として発表したNature誌の論文は、既に 1,570件の被引用数となっております。 せっかくの機会でございますので、3月14日(水曜)に学術講演会を開催することとなりました。内容としては、生きた動物個体の脳内における生理活性の可視化が主となる見込みです。
どなたでも聴講が可能ですので、興味のございます方はぜひご参加くださればと思います。


学術講演会
  • 日程:2018年3月14日(水曜)
  • 場所:札幌市北区北20条西10丁目 北海道大学 電子科学研究所 1階 会議室

13:00 - 14:00 Tsai-Wen Chen, Assistant Professor, Institute of Neuroscience, National Yang-Ming University
 "In vivo imaging of calcium and electrical signals in single hippocampal neurons"

2018年02月14日

Station-2:全反射蛍光顕微鏡(TIRF)で優れた画像が続出しており、その中で厳しい選考を潜り抜けたムービーを当センターの紹介動画に追加してみました。いつものように、[ギャラリー:紹介ムービー]から、ご覧ください。こうして動画は長大化するばかりで、ついに「10分の壁」を超えてしまい、更に今後も長くなってゆくと思われます…。最初から最後まで見ていると、けっこうな時間となってしまい、こちらこそ申し訳ありません。
次に編集するときは、むしろ全力で短くする方向にします。

2018年02月01日

最近になって、全反射蛍光観察(TIRF)を行う機会が増えてきました。しかし今までTIRFに最適なフィルターブロックを使うには、他のフィルターセットから蛍光フィルターを付け直す必要がありましたものの、機器の一部が破損する可能性が高い作業を行わなくてはいけないため、(私を含む)利用者にストレスがかなりかかることから、空いているフィルターを充てて再構築することとしました(F-29になります)。
そしてせっかくですので、この機会に、機器一覧のフィルターと対物レンズ一覧の表示を、PDFファイルが開く形式から、クリックすると開くようにしてみました(スマートフォンの方ですと、大変そうですので…)。また可能な限り、各メーカーのフィルターセットのURLにリンクさせましたため、「中心波長とバンド幅だけみたいな、あんな大雑把な表示じゃなく、もっと詳しく透過率を把握したいんだけど!」というようなフィルターマニアの方でも、おおむね満足してもらえる…かと思われます。

2017年のお知らせ:→


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