Nikon Imaging Center at Hokkaido university

2. 共焦点顕微鏡画像のデコンボリューション処理例


最初のデコンボリューションの概略で記したように、非焦点面以外に由来する蛍光を取り除く手法である共焦点顕微観察のイメージであっても、にじみを除去して空間解像度を更に高めることができます。初見では共焦点観察で得られる像で既に十分くっきり見える―ところでもありますが、デコンボリューション処理後の画像を一回見てしまうと、少し輪郭もぼんやりしていて"ねむそう"に思えて、「あれっ、さっきって、こんな感じで満足してたっけ!?」などと思うほど、まだまだ画質改善の余地があるような印象となります。

*以下ではクリックすると、大きな画像が展開します。以降は左右キーで別画像になり、上下キーでサムネイル表示を切り替えます。右上のボタンで、拡大などが可能です。また、こちらに掲載している顕微鏡画像の無断使用は、禁止いたします。

またここでは既製スライドガラスサンプルとして、ThermoFisherのFluoCells#2と、ナノシード社のGattaCells-4C/ -1Cを利用しております。


培養細胞の微小管末端(EB1)のタイムラプス観察でのデコンボリューション処理の比較. 上:デコンボリューション後; 下:デコンボリューション前
微小管末端(EB1)にGFPを発現させた培養細胞を、毎秒1枚、約1分間にわたる共焦点観察を行いました。デコンボリューションによって微小管末端は更に明瞭に可視化されるため、更に綿密な微小管動態の検討が可能となります。

※このサンプルの作成と提供 北海道大学 理学研究院 高橋正行先生; 東北大学 大学院医学研究科 上条桂樹先生





固定細胞の微小管の共焦点観察をZ方向に連続取得して、回転像を構築.
※サンプルは、ナノシード社のGattaCells-4Cを用いました。



固定細胞のミトコンドリアと微小管の共焦点観察(かなりズームをかける)をZ方向に連続取得して、回転像を構築.
デコンボリューション処理により、1本1本のミトコンドリアはZ方向にもかなり鮮明な像となり、断面もきれいに見えることがうかがえるかと思われます。
※サンプルは、ナノシード社のGattaCells-4Cを用いました。

Huygensとデコンボリューション

0.デコンボリューションに関して
1.落射蛍光画像の比較
3.付属ビューアーで、3次元表示してみよう!